歯周病について
あなたの歯ぐきは大丈夫!?
歯周病とは、歯周組織の病気で放置しておくと歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。初期段階では自覚症状はありませんが、適切なブラッシングで進行を防ぐことができます。ですが、進行した場合その後の段階として、「歯肉炎」と「歯周炎」の2つに大きく分けられます。
初期症状をそのまま放置しておくと、歯ぐきに炎症が起きます。それが「歯肉炎」です。それがさらに進むと、歯ぐきが腫れて出血したり歯がグラグラしたりします。そして、最終的には顎の骨を溶かしてしまうのです。これが「歯周炎」です。
歯周病と全身疾患
近年の研究により、歯周病と全身疾患の関わりが明らかになりつつあります。心疾患、糖尿病などへの関連が指摘されているのです。つまり、歯周病は「お口の病気」だけにとどまらず、全身の健康を脅かす病気といえます。
痛みを伴わないため、知らず知らずのうちに進行して、気づいたときにはもう手遅れ……なんてこともある歯周病。現代の日本の成人の約半数以上は歯周病にかかっているといわれています。そのため、特に注意する必要があるのです。定期的に歯科医院にてチェックして歯の病気を予防し、お口だけではなく全身の健康を維持しましょう。
プラークに潜む1億個もの微生物
歯周病の直接の原因は歯垢(プラーク)です。歯と歯ぐきの間に炎症によってできた隙間(歯周ポケット)にプラークが溜まり、さらに炎症を引き起こし顎の骨までも蝕みます。
そのプラーク1mgのなかには1億個以上の微生物(歯周病菌)がいるといわれています。歯周病はその歯周病菌によって引き起こされているのです……。
お口の診断書
当院はDentalⅩ(デンタルテン)を導入しています。
患者さんにわかりやすい資料を渡して、それをもとに歯周病や虫歯の治療を進めていきます
歯周病にならないために
適切なブラッシング
歯周病の原因であるプラークを取り除くことができれば、歯周病を予防ができます。また、歯周病の初期段階であれば、適切なブラッシングで治ることもあります。歯科治療の基礎となるブラッシング。医療法人社団 純信会 もり歯科クリニックでは正しいブラッシング指導を行っております。
スケーリング(歯石除去)
歯垢が石のように硬く付着したものが歯石です。歯石をブラッシングで除去することは難しいため、歯科医院にて定期的に除去する必要があります。これをスケーリングといいます。またスケーリング後、歯の表面をなめらかにしてプラークの付着を防ぐことをルートプレーニングといいます。
定期的なメインテナンス
治療が終わったからといって安心してはいけません。その健康を維持するのが重要なのです。予防意識を高め、3~6ヶ月に1度は歯科医院にて定期検診を受けましょう。
メインテナンスとしてチェック以外にも予防処置などを行います。
治療の痛みが軽減されました!
これまでの歯科治療には「抜く、削る=痛い、怖い」などの不快なイメージがありました……。
当院では、そのイメージを払拭した、痛み・恐怖が和らげるレーザー治療を行っております。レーザー治療は痛みを和らげるほかに「削る、抜く」ことを最小限に抑えます。歯ぐきの腫れを抑えたり虫歯になりにくくしたりするほか、歯を白くするの際などにも行われる治療法です。
レーザー治療の特徴
- 治療中、出血がほとんどない
- 抜歯の可能性低減
- 傷跡が残りにくく、治りも早い
- 治療中・治療後の痛みを軽減
- 短時間治療
- 口内炎の治療に効果的