一般・小児・予防治療
次第に蝕まれる歯……
一般歯科とは、小児歯科・矯正歯科・口腔外科といった特殊な歯科診療と区別するために設けられた歯科治療です。虫歯治療や歯周病治療、入れ歯の作製など、通常歯科医院に行ったときに受ける一般的な治療を行っています。
歯が痛いとき、何が起きている!?
C1:歯の表面(エナメル質)の虫歯
症状
この段階では痛みがありません。エナメル質が酸により溶かされ始め、穴ができ少し黒ずみます。
治療法
穴ができて黒くなった部分を削り、プラスチックなどの詰めもの(インレー)を詰めて治します。
C2:歯のなか(象牙質)の虫歯
症状
歯の内部にある「象牙質」にまで虫歯が達した状態で、冷たいものを食べたり飲んだりしたときに、しみたり痛んだりします。
治療法
C1段階同様、虫歯の部分を削り、インレーで保護します。
C3:歯の神経(歯髄)まで進行した虫歯
症状
この段階までくると激しい痛みを感じ、急性歯髄炎を起こすことがあります。そのため歯髄を取る治療が必要となります。
治療法
歯髄の治療後、被せもの(クラウン)を装着します。
C4:歯根まで進行した虫歯
症状
歯冠(歯の頭の部分)の大部分は崩壊し、歯根のみが残っている状態です。
治療法
この段階になると歯を残すことはほとんどできず抜歯するしかありません。抜歯後の選択肢としては入れ歯、インプラントなどがあります。
お子様に健康な歯を
小児歯科とは、その名の通りお子様を対象とした歯科診療です。具体的には中学生以下の子どもを対象に、虫歯の予防・治療、歯周病の予防・治療、そして歯並びの改善などを行います。また、この時期は顎が成長し乳歯から永久歯に生え替わる時期です。永久歯を正しい位置に導くなどの処置を行うとともに、歯の大切さや予防方法を広めていく歯科診療、それが小児歯科です。
当院では矯正を行っていませんが、矯正歯科医をご紹介いたします。
フッ素
フッ素を歯の表面に塗布することで歯質を強化します。虫歯の原因である酸によって歯が溶けるのを防ぎます。特に乳歯や生えたばかりの永久歯の虫歯予防に効果的です。
80歳になっても健康な歯を
人間の歯は上下合わせて28本ありますが、多くの方が80歳までに多数の歯を失うといわれています。その原因として挙げられるのが、虫歯・歯周病による抜歯。抜歯に至らないためには、虫歯・歯周病にかからないこと。つまり、歯の健康のためには予防処置が重要なのです。歯の健康のために、予防治療を受けましょう。(8020運動)
TBI
「Teeth Blushing Instruction」は、歯科医院によるブラッシング指導のことです。
ブラッシングにはさまざまな方法があり、口内環境などによって使い分ける必要があります。TBIでご自分に合った正しいブラッシング方法を身につけて、日頃から虫歯・歯周病予防を自身で行うのです。
定期検診
虫歯や歯周病の治療が完了したといっても、その健全なずっと状態が続くわけではありません。取り戻した歯の健康を維持するのが大変なのです。医療法人社団 純信会 もり歯科クリニックでは、治療後のお口のケアのために定期的なメインテナンスを受けることをおすすめします。